院長の独り言

水月鍼灸院のブログ

私は2008年・春に、「月経随伴性気胸」という難治性の病気になりました。

これは子宮内膜が肺という本来は内膜があるべきではない場所に飛び火して気胸をおこす珍しい症例です。

頻繁に気胸を再発し、真剣に取り組んでいた鍼灸師の仕事もままならなくなりやむなく秋に治療院を休診しました。

素晴らしいドクターにもめぐり合え、大変幸運でしたが現代医学でも根治する
確かな治療法はありませんでした。
「もう、治らないの?普通の生活を送ることはできないの?」と
繰り返す再発に強い不安を抱える日々でした。

でも私の心を支えたのは、やはり最後は鍼灸でした。

治らないと諦めず、自分の体の力を信じることが出来たのは周りの方の支え・励ましと東洋思想、そして積聚治療という鍼灸治療でした。

難治性の病気やつらい症状を抱えても頑張って生活してる方はきっとたくさんいらっしゃると思います。私も病気だからと言って全てを諦めることはない、今自分にできる事、出来るやり方で仕事や生活をしていこうと、今は考えています。

自分が病気をしたことで病気とは何か、治療とは何かということを深く考える機会となりました。ただ、痛みを単に取り除くだけではなく、痛みや症状が出ることとなったその一人ひとりの背景までが大事であり、その方が不安や絶望感に負けないように心も支えて一緒に考え、歩をすすめることが大切だと感じています。

これを一人の治療家として生涯の目標にしたいと思っています。

心と体は決して切り離すことは出来ません。

自分自身、病気と向き合い付き合いながら、生かされている事に感謝して、健康とは何かを考えながら皆さんの体を健やかにするお手伝いができればと思います。

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