症例紹介 逆流性食道炎

50代の新患の方です。
主訴は3年程前からの耳鳴りと最近、再発した逆流性食道炎。
左の画像は初回施術前です。
巻き肩でみぞおち辺りが凹んでいます。特に左肩の巻き込みが強くて上半身の捻じれもある為、真横から写しても、右の肩甲骨が写っています。触診では腹部が固く、どこを触っても圧痛がありました。また、常時前屈みになっている為腹部にはくっきりと横皺が出来ていました。鍼灸施術後は、腹部圧痛は消失。また耳鳴りや強い肩こりの方に多い、耳の後ろから首や肩の圧痛と緊張も消失しました

中央画像は施術後に少しだけ重心補正と呼吸法の指導を行った後の画像です。かなり姿勢が良くなりました。
右端の画像が5回目の施術前の姿勢です。現在は食欲も出て来て、ムカムカする感じがかなりが軽減している状態まで改善しました。

逆流性食道炎は姿勢が悪いと胃を圧迫してしまい、消化に悪い影響が出ます。薬を飲むだけではなく、食事内容の見直しや姿勢はとても重要だと考えています。

耳鳴りはとにかく早くから治療を開始する事が重要です。
発症から二週間以内なら、改善率がかなり良いですし遅くとも一ヶ月以内に鍼灸治療を開始できると良いと思います。
あとは強い聴力低下が伴うかどうかも予後を左右すると感じています。

年単位で耳鳴りが続いている場合は焦らず治療を続けて行くことが、とても大切になってきます。

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