夏に体調を崩した時に、こちらの本を読み返してみました。
もともとお味噌汁は大好きで、具沢山の味噌汁も作っていたし、患者さんにもよくおすすめしていました。
でもこちらの著者の土井善晴さんほどお味噌汁に自由な発想はありませんでした。そもそも青菜は下茹でしたものを入れていたし、出汁をきちんととらなくちゃと思っていました。
今年の夏は原因も分からず、約2ヶ月ほど臥せっていました。
栄養つけなきゃ!と思うのですが全く食欲がなくなっていって、何も食べられない日々が続きました。
体重がどんどん減って行くので、甘酒をトマトジュースで割って飲んだりしていたのですが、この本を読み返して「お味噌汁なら少し食べられそう」と思って作ってみました。
体調を回復させる為に頑張って食べなきゃ、バランス良く食べなきゃ、という思いから開放されたのか、不思議とお味噌汁を毎食作って食べられるようになり、だんだん食欲が回復して行きました。そして食欲とともに体調も良くなっていったのです。
現代社会では毎日の食事づくりに悩んだり、疲れている方は多いのではないでしょうか。
いま、SNSなどでは手の込んだお料理やお弁当を投稿する方が沢山います。凄いな、と思いますが私には真似できません。
毎日の食事づくりの手間や負担は決して少なくありません。もっと気軽にバランス良い食事ができたら良いですよね。
以前はメインに蛋白質を多く含むもの、野菜の副菜、汁物、ご飯と考えて作っていましたが、今は具だくさんの味噌汁にぬか漬けとご飯が基本で、疲れている日や仕事が忙しかった日などは、メインのおかず作りは、ほぼしなくなりました。
具だくさんのお味噌汁なら、私は仕事が遅くなってもなんとか作る気が起きます。お肉やお魚、卵を入れれば蛋白質も取れてバランスが取れるし 温かいお味噌汁はそれだけで充分にご馳走です。
日々の食事づくりに行き詰まってる方、日頃から調理が苦手な方、子育て、仕事で忙しい全ての方にぜひオススメな本です。