入浴について

日本人は民族的に非常にお風呂が好きで、身体が温まると思っている方が大半です。

しかし、患者さんのお話を聞いていると
「好きだけど入浴をすると疲れる」
「毎日、しっかりお風呂に入っているのに温まる実感がない」
と言う方がよくいます。

入浴後に汗が出て止まらない時は、体調が良くない場合、身体がどんどん冷えています。
身体のバランスが崩れて治療を受けている方は、皮膚の毛穴をしっかり閉じる力(体表を巡る衛気といいます)が弱く
毛穴から冷えが体内に入ってしまうのです。

入浴は思いのほか体力を消耗するため、その時の身体の状態に合わせて考えることが、大切です。

冷えや疼痛がある方、鍼灸治療で「気」のバランスを整え
補っている方は、このようなことを踏まえて
足湯や腰湯で下半身だけを暖めることをお勧めします。

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