モデルナワクチン接種・副反応

※この内容は、あくまで私個人の体験・感想です。
副反応は個人差があり、すべての方には当てはまりません。
またこの投稿の趣旨は、副反応の不安をあおる等の目的ではなく、個人の体験を記すことで、事前の準備などに役立てて頂くことを目的としています。
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今回は、接種を決めたいきさつや、接種後の私の体調の経過などについて書いてみたいと思います。
持病の気胸があるので優先接種枠で接種券が7月に届いていましたが、私自身、中・長期的なリスクが分からないという点で接種に迷いが生じたことと、仕事の都合もあってすぐに予約はしませんでした。
色々調べて情報収集し、考えた末に接種を決めました。
決め手は、重症化のリスクでした。

私は右肺が何度も気胸を起こし、自己血を入れて癒着させています。
その結果、癒着をはがして手術をするのは、ほぼ無理なので医師からは「肺がんになっても手術ができない」と言われています。

重症化した人は肺が硬化(線維化)してしまう方も多いようで、そのような場合、私の右肺はどんな状態になってしまうんだろう?という事を考えて、最終的に接種を決めました。

1回目の接種は8月8日、「つどーむ」で接種を受けました。
遠いなーと感じていましたが、最寄りの地下鉄駅から無料の乗合タクシーが出ていて、とても便利でした。
接種後も筋肉注射の痛みだけで、接種当日の夜に少しだるいかな?という程度でした。

注意したのは、このワクチンは血栓を作りやすい薬剤という認識だったので接種前後に多めに水分補給をしました。

これは、二回目の接種時も同じです。発熱に関わらず、たくさん水分を取っていました。

2回目は9月5日、コンベンションセンターで接種しました。

患者さんや知人から、二回目の副反応について色々聞いたり、ネットでも調べて準備をしておきました。
発熱すると聞いていたので、あらかじめ接種後の二日間を休診しました。

接種当日は、少しふわーっと浮遊感を感じるような感覚がありましたが、夜になっても発熱せず、接種部位の左腕が痛いだけでした。

悪寒がして翌朝4時半ころに目覚め、検温すると36度9分でした。
私はこの早朝の時間だと多分35度台が平熱なので、発熱がはじまったと思いました。
接種からほぼ12時間後で発熱です。

ここからどんどん上昇して朝8時ころに38度になりました。

印象的なのは37度台前半の発熱でも筋肉痛・関節痛・頭痛がひどかったことです。

注射部位も初回よりも痛くて、左腕を下にする寝返りは打てませんでした。
関節痛は骨盤周りがひどくて、横になっているだけでも痛かったです。
そのため、38度になったところでカロナールを服用しました。

37度6分程度まで一度解熱したのですが、体の痛みは変化なし。
そして2時間程度で38度に戻っていました。
軽く昼食を食べて、13時頃に二回目のカロナールを服用。
身体の痛みも強く、ぼーっとして頭もあまり回らない感じでした。
気が付くと寝ていましたが、体が痛くて目が覚めて検温すると38度4分で、4時間空いていたので三回目はロキソニンを服用しました。
私の場合はカロナールの効き目は、ほとんど実感できなかったので、薬を切り替えました。

ロキソニンは非常に効いて、夕飯は結構しっかり食べる事ができました。
熱も37度6分あたりに下がり、何よりも体の痛みが楽になりました。
この日は、このまま就寝。

翌朝は6時頃に軽い体の痛みで目覚めて、熱は37度4分。
でも、昨日ほどの辛さはありませんでした。
目覚めてからも、また眠ってしまって(とにかくひたすら眠かった)昼過ぎに食事をとりました。

このあたりで、「モデルナアーム」に気付きました。
注射部位が痛いとは感じてましたが、これまで他の症状が辛過ぎて、気がつきませんでした。

ふと、かゆみを感じて患部に触れると熱感があり腫れていて、鏡で確認するとうっすらと発赤がありました。脇のリンパも腫れて痛みがありました。

ここからは37度前後の微熱が続いて、腕がかゆいので、冷やしたりしながら寝ていました。
また、身体的にも精神的にも余裕が出て左腕を少し動かしたり、リハビリ的なこともしていました。
「明日、仕事だけど平熱に戻るかな」と考えながら就寝。
1日を通して、解熱剤の服用は必要ありませんでした。

今朝は6時頃に、目覚めて36度の平熱にやっと戻っていました。
ただ、二日間寝てばかりだったので、少しふわふわする感じもあり、発熱で消耗したのか疲労感も感じます。
まだ、本調子という感じではありませんし、腕も腫れてかゆみと痛み(リンパの痛みは軽減)があります。
用意しておいて良かったと感じたのは、カロナールなどのアセトアミノフェン系以外の鎮痛解熱剤です。
私は、カロナールを飲んでもほとんど熱も下がらなかったし、関節痛や筋肉痛もロキソニンを飲んで、やっと緩和しました。
接種時に医師にも確認しましたが、市販のものでも、どの鎮痛解熱剤を服用しても問題ないと言われました。
日ごろ、服用して自分に合っている鎮痛解熱剤を用意しておくと良いと思います。

腕を冷やすのに小さめの保冷剤もあって良かったです。
あとは、経口補水液やゼリー飲料、バナナ・ヨーグルト・レトルトのおかゆなどを用意していました。
発熱でぼーっとしていても、すぐに食べられるので便利でした。
私は、食欲は比較的ありましたが、接種の翌日はとにかく関節痛と筋肉痛がひどくて食べ物を用意したり、起き上がるの嫌だったので簡単に食べられるものを準備して良かったです。
甘みのある物ばかりだったので、フリーズドライのお味噌汁があれば良かったなーと、後で思いました。

そして、接種後に二日間の休みを取っていたことは何よりも良かったです。
余裕のある方は三日間休みをとれると、なお安心だと思います。

これから、接種を受ける方は不安もあるかもしれませんが、事前に準備や心づもりをして接種を受けてみて下さい。

追記:  腕の痒みは、ほぼ一週間続きました。手持ちのステロイド軟膏を2回程塗って改善していきました。

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